missing tragedy

今日も君とご飯が食べたい 作中料理についての駄文

乾燥きのこのあったかポテトスープ&おかわり/りめいく


 はじめに。  
 完全なる独断と偏見による初心者素人料理メモです。
 味についても個人的感想です。「〇〇になります」のように断定的に書いてますが、単純に「〇〇のように感じます」だとくどいからです。

 あくまで個人の感覚なので、その辺は異論はめちゃくちゃ認めます!という感じです(むしろ全く同じな訳がないような気がします……)

 決して過信せずに食いしん坊(料理はあまりうまくない)の料理奮闘記だと思ってお読み下さればと。



材料

乾燥きのこ
厚切り燻製肉(ベーコン)
玉葱
ニンニク
ごろごろ芋
せろり芋
黄金カブ
あけぼのカブ
アネット(ディル)・野良にんじん
マジョラム
月桂樹の葉(ローリエ)
キャラウェイシード
バター
小麦粉
生クリーム
ビーフブロス


 さて。まず乾燥キノコはマッシュルームにしました。

 流行(?)のポルチーニ茸などを使うスープもありましたが、私、以前に〇ルディのポルチーニ茸&諸々キノコのお出汁で苦戦しておりまして……。

 扱いに慣れていないのもあり、食べやすい乾燥マッシュルームにしました。

 ちなみに手に入りにくいので、半日干しにして手作りしたり、いっそ生にしてしまうのも手かなと思います。
(生だと風味は変わってしまうのですが)

 試してはないですが、干し椎茸にはしない方が良いと思ってます。

 ゴロゴロ芋はじゃがいも、セロリ芋はセロリルートという野菜がモデルです。

 個人的な好みで玉ねぎは少なめに。(玉ねぎは多めに入れると全体が少し甘めになります。好みで調整すると良いと思います)

 カブはこのスープを作った時期に出ていなくてですね……しかも日本に売っているカブだと微妙に食感が難しそう。

 このスープのモデルは複数種あり、当初は根菜と乾燥きのこのスープをメインとしたアレンジを作中で出すつもりでした。だからこそ、根菜を抜くのはいかがなものか?と大変悩みました。

 ただ、小説のテーマがゆるい日常ものなのと、比較的簡単に美味しく作れて、(日本人というよりも私の)口にも合う料理を出したいなとのものすごく個人的な理由から、二種のカブとセロリルートは私がすぐに入手出来ないので省きました。(ひどい有様です)


 出来れば皆さんにも作ってアレンジして食べて欲しかったんです……。


 ちなみにセロリルート、食感としては大根や太めのセロリの軸、火を通した粘りのないあっさりほくほく系の長芋が近いのかなと感じています。が、入れるとなると香りや粘りが問題となりそうです。

 どうしても入れたい方は、固めのカブを入れると良いと思います。下ゆでなどの下処理、香りの処理をした大根や固めの冬瓜とかでも良いかもしれません。

 私は未だに見た目や銘柄ではほくほく系、固めのカブを見分けられません。
 食べて調理しないとわからないっす……。八百屋さんや農家さん、専門の方なら詳しいかもしれません。いつか教えて欲しいです。

 また私のように料理が苦手な方は、あまり沢山の具材を一緒にするとバランス良く美味しく作るのが難しいかと思います。(え?皆さんは違う……?それは多分お料理が得意だからですよ!)


 次に香辛料についてです。

 今回は乾燥のマジョラム、ディル、キャラウェイシードを使用しました。

 ちなみにアネットとはディルの事です。セリ科の爽やか君です。お魚やじゃがいも、卵なんかとよくあいます。
 乾燥でも良し、スーパーによっては生でも売ってます。島田の大好きなハーブ(スパイス)です。
 作中の野良ニンジンとアネットは親戚筋であり、野良ニンジンは基本的に葉を食べる、という無駄な謎設定があります。

 マジョラムは個人的に汎用性が高く、主張も強すぎず弱過ぎず、どこにでも行けて馴染める穏やか女神のような陽の者だと信じてます。美味しい。

 キャラウェイは少々個性的ですが、甘くスパイシーな洋と東風の混じったスパイスです。不思議な感じがします。こちらも美味しい香りです。

 月桂樹の葉はおなじみローリエです。臭み取りに重宝!良い香りです。


 どれも(特にディルとキャラウェイシード)入れ過ぎないように気をつけます。月桂樹の葉は基本そのままだと思うので、食べるときに取り出して下さい。

 無い方は無くても、どれか一つでも良いと思います。

 洋風に仕上げたいならば、マジョラムとディルで仕上げてキャラウェイシードは抜くとか。本当にここら辺は好みです。

 私としては入れるとぐぐっと美味しくなると思いますが、苦手な方もいるのでお好みで調整して下さい。

 ビーフブロスですが、初回は顆粒のビーフコンソメにしました。


 さてレッツトライ!

 初回はコンビニにも売ってるとってもリーズナブルなベーコンにしました。
厚切りベーコンでも勿論とっても美味しいです。(後日作った)
 ニンニクはお好みで。

 ざっくりですが、物語の通り作ります。

 私は体質上、医者から止められているものがあるのですが(まさかの大人になってからの縛りで現在進行形で泣いてます)、作る方もアレルギー等の体質や体調等を考慮して、作る際は適宜代替品も利用して下さいね。

 ビーフコンソメは結構重いので(野菜だけでもビーフコンソメを入れると食べ応えでますよ!)生クリームはやや少なめにし、牛乳と混ぜました。び、貧乏性だからじゃないです……嘘です、ちょっとだけケチりました。

 あとコンソメはメーカーによって塩気やコクがだいぶ違うような気がします。絶対に使いすぎない方が良いだろうなぁ~と恐る恐るトライ。

 ジャガイモは軽くレンジでチンしてます。


 ドタバタしながら作って食べての感想です。

○美味しい。適当に作ったのに……じゃが芋とバター、炒めたニンニクと玉葱とベーコン、牛乳や生クリームの組み合わせは、初心者に優しい。

○ビーフコンソメではなく、チキンブイヨンとの混合やブイヨン単体で良いかも。入れるベーコンの重さと好みに合わせると良し。

○ビーフコンソメではなく、チキンにするならばマジョラムとディル、ローリエだけの方が合うかもしれない。好みに(以下略)

○塩と黒コショウで調整し、コンソメを使いすぎなくて良かった。びびりで良かった。

○そもそもブロスは手作りするのが美味しそう。ただ、ビーフブロスは手間に対して、うまく出来る自信が初心者の私にはない。ベジタブルブロスから頑張ります……。

○厚切りベーコンの代わりに燻製鳥(スモークチキン)でも美味しそう。燻製の香りが強めなら、香辛料の香りを調整(量や種類を少なめに)して黒コショウで仕上げるのが良いかも。

○生クリーム単体だと私には重かったので、貧乏性で良かった(?)牛乳と生クリームの混合だけでなく、牛乳+チーズとか牛乳+バターやオリーブオイル多めでも良さそう。但し、違うスープにはなりそう。


等々でした。


 おかわり&りめいくのお話はこの物凄い偏見と個人的感想から「燻製鳥、それもほろほろ蕩けるような燻製肉のが食べたいなぁ」に発展し、登場させました。

 ちなみにほろほろ鳥(ほろほろちょう)ではなく、作中はほろほろ鳥(ほろほろどり)読みです。
 なんかその方が創作ぽいかなと(実際はえせっぽいですね……反省しています。)どちらの読み方でも構いません。お好きなように読んで下さい。


 【おかわり&りめいく】の燻製ほろほろ鳥のスープには、フィーネとカイが作ったベジタブルブロスを合わせ、マジョラムとディル、黒コショウやや多めで仕上げているという無駄設定もあります。

 
 ここまで長々と書きましたが、要は少しでも楽しく食べられるのが一番だと思います。
 それでちょっとだけ美味しかったら嬉しいですよね。

 皆様もどうか美味しく楽しいご飯生活を!ご健康とご多幸をお祈りしております。